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2019年7月30日 (火)

気づいたときには手遅れになっているWindows10の互換性低下

PC WatchWindows 10最新版「May 2019 Update」の適用率はまだ1割という記事を読みました。

現状ちゃんと動いているならアップデートする意義を感じないというのは当然だと思うので、Ver.1903のシェアが11.4%しかないというのは当たり前な話だと思います。

しかも、より問題なのはアップデートすることで互換性が低下することがあるということです。

Windows10のフィードバックをする機能を使って投稿してみたことがあるのですが、 

D3D9.DLLを利用するアプリケーションの動作が遅い。
https://aka.ms/AA5qpyj

16年の8月にリリースされたAnniversary Update(Ver.1607)でDirectX 9の仕様変更があり、新仕様に対応していない古いゲーム等で動作が極端に遅くなるという不具合が起きました。

この時は、Ver.1607以前のD3D9.DLLをゲーム本体のEXEファイルと同じフォルダに置くことで回避できたのですが、Ver.1809ではこの行為自体でエラーが発生するようになり、完全に互換性が失われました。

問題は、ユーザー全体としてアップデートが遅れることで、非互換などの不具合が顕在化した時には手遅れになってしまっていることです。

上記の私の投稿は昨年の10月ごろ(Ver.1809リリース直後)のものですが、仕様の変更自体は2年も前のものでMSにとっては過去すぎる話ですし、D3D9.DLLを使う過去のゲームを最新のアップデートで使うユーザーというのはごく限られている為に、賛同もほとんど得られませんでした。

しかし、TwitterでD3D9.DLLみたいなキーワードで検索してみれば、Windowsのバージョンによって現象に差があることを知らないユーザーが、同じく知らないユーザーに対してアドバイスを行っているために、結果として解決せずに困惑していることがわかります。

そもそも、なぜこのような仕様変更を行ったのかMSは全く説明していないので、ちゃんとした(なおかつ正しい)解説がWebを探してもなかなか見つからない状況になっています。

こういう時のためにInsiderビルドやフィードバック Hubがある、はずなのですが、Insider Programの構造的な問題のために全く機能していないのが現状で、結局のところ、XPのように完全に切り捨てられるまではWindows 7機はある程度残しておくべきという結論にしかならないのが残念な話です。

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